概要
この講座(全3回)は、キャリア支援の視点で「企業×支援×本人」の三位一体を整理し、現場で起きがちな“ズレ”(説明は通じるのに動かない/合意できない/続かない)を共通の地図で見える化します。キャリア支援は“仕事選び”だけではなく、自己理解→意思決定→実行→振り返りの連続です。本講座では、この流れに沿って本人のキャリア志向と職場・支援の環境を結び、次の学び(基礎編)につながる土台を整えます。
第1回|雇用就労支援の基本的な視点
「働くこと」をキャリアのプロセスとして捉え直し、定義・支援モデルと価値(Well-being/Inclusion など)を確認。個のニーズ×環境のニーズをどう整えるかを掴みます。
第2回|役割と対応した理念・理論・知識・技術
企業・支援・本人の3つの立場ごとに、何を理解し何ができれば前に進むかを地図化。基盤→理論(例:スーパー/ホランド/クランボルツ 等の要点)→ネットワーク→個別支援→雇用環境の順で整理します。
第3回|リカレント教育の勧め
予習→オンデマンド→ライブの学び方で、短時間でも定着させ、学び直しを続ける道筋を示します。
視聴後は、公式サイトの有料講座(第Ⅰ部:基礎編)で、同じ地図を使いながら定義・理念・支援モデル・支援過程を体系的に深めます。
URL:https://rehab-c.org/reha-c-1-11/
形式:オンデマンド動画(全3回)/前提知識:不要/対象:人事・現場管理職、就労・相談支援、教育・医療・福祉の支援職、当事者・家族・学生
推奨図書(任意):松爲信雄『キャリア支援に基づく職業リハビリテーション学 ― 雇用就労支援の基盤』(ジアース教育新社)
URL:https://amzn.to/463pYJS
※有料講座(第Ⅰ部)の指定テキスト。併読すると用語と枠組みの定着が速くなります。
この講座のゴール
- 自分の現場の“ズレ”を、キャリアの流れと三位一体の3視点で言語化できる
- 「働く/リハ/カウンセリング/障害/キャリア」の関係図を描ける
- 有料講座(第Ⅰ部:基礎編)で深める自分のテーマ(例:キャリア面談の組み立て、配慮設計、定着支援)を特定できる
紹介動画
この講座で学べること
キャリアを軸に“働く”を再定義
満足→充実が続く条件(Well-being 等の価値・理念)を現場の言葉に置き換える
三位一体の見取り図を掴む
個のキャリア志向 × 環境の要件を両立し、企業/支援/本人それぞれの押さえどころ(使いどころ)を理解する
学びを現場に活かす流れ
予習→オンデマンド→ライブ→現場適用の循環で、キャリア面談や社内合意に結びつける
こんな人におすすめ
人事・管理職:採用〜定着をキャリアの流れで説明・合意したい
就労支援・相談支援・ジョブコーチ:キャリア面談と職場調整の質を上げたい
医療・福祉・教育の支援職:多職種で通じるキャリア共通言語を持ちたい
当事者・家族・学生:自己理解を深め、進路・働き方の選択に活かしたい
カリキュラム
第2回 役割と対応した理念・理論・知識・技術
第3回 リカレント教育の勧め
講師について

神奈川県立保健福祉大学・東京通信大学 名誉教授。職業研究所(現 労働政策研究・研究機構)、障害者職業総合センター研究員、東京福祉大学、神奈川県立保健福祉大学、文京学院大学教授を経て現職。
一億総活躍国民会議委員、障害者政策委員会委員、労働政策審議会障害者雇用分科会委員、国立特別支援教育総合研究所外部評価委員長、高齢・障害・求職者雇用支援機構外部評価委員長、労働政策研究・研修機構リサーチ・アドバイザー等を歴任。前日本職業リハビリテーション学会 会長。