開催日程
2025年11月8日（土）10:00〜11:20
テーマ
希望をつなぐ職業リハビリテーション ― 精神障がい者支援の現状と次の一歩
講義概要
精神障害のある人々の就労をめぐる状況は、近年大きく変化しています。
しかし、「重度ではないが支援の場に行きづらい人々」や、「就職しても継続が難しい現実」など、まだ多くの課題が残されています。
本講座では、精神障害者の職業リハビリテーションを専門に研究・実践してきた 倉知延章 氏が登壇。
対談形式で進めながら、現場の最前線で行われている支援のリアルをわかりやすく紹介します。
・IPS（個別就労支援）の原則「まず働き、その後で支援する」は現場でどう活かされているのか？
・本人の希望を尊重しながらキャリアを実現する支援のあり方とは？
・企業が受け入れ、共に働くために必要な工夫とは？
「分からないけど、すごいことをやっている」と感じられる最新の取り組みを通じて、精神障害者の就労支援の可能性を一緒に考えていきます。
専門家はもちろん、企業担当者や支援に関心のある一般の方にもおすすめの講座です。
現状を知り、未来の支援を描く第一歩を踏み出しませんか。
講師紹介
一般社団法人福岡IPS普及協会 理事長・就労支援センターウィズダム センター長。九州産業大学名誉教授。精神保健福祉士・手話通訳士。独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構にて障害者職業カウンセラーとして勤務後、医療機関や精神障害者地域生活支援センターにて実践に携わる。2003年より大学教育に従事し、東京福祉大学助教授、九州ルーテル学院大学教授を経て、2008年から2024年まで九州産業大学人間科学部臨床心理学科教授。厚生労働省労働政策審議会障害者雇用分科会委員、全国精神障害者福祉事業者協会顧問、日本職業リハビリテーション学会監事・政策委員などを歴任。聴覚障害者の労働や精神障害リハビリテーションを専門とし、『職業リハビリテーションの基礎と実践』（中央法規出版）ほか著書多数。
聞き手、司会紹介
松爲 信雄 氏
東京通信大学・神奈川県立保健福祉大学名誉教授。一般社団法人職業リハビリテーション協会代表理事・松為雇用支援塾主宰。
宇野 京子 氏
職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)。現在、ハローワーク岡山に勤務。一般社団法人職業リハビリテーション協会理事。
