職業リハビリテーションとは
障がいのある 個人 と、職場など個人を取り巻く 環境 に“均等に”焦点を当てて、“両方のニーズ”を満たす支援を行う概念のことです。
職業リハビリテーション活動の支援モデル
そもそも「働く」とは、個人が、環境の中で与えられた役割を果たすことを指します。
個人と、個人を取り巻く環境のどちらかに無理があっては、働くことは成り立ちません。
お互いが適応してうまく機能し、他方が求めるものを提供し合える関係にある時、個人も環境も、それぞれの質が向上していきます。
それには、どちらか片方だけを支援するのではなく、両方を支援するモデルが必要です。
「職業リハビリテーション」は、個人と環境、両方を支援するモデルにもとづいて、個人が社会集団の中に居場所を得て、一人ひとりのQOLが向上することを目指しています。
講座の特徴
現場で発揮できる
実務対応力
講師 兼 ファシリテーター
日本の障害者雇用・就業支援の第一人者である松爲信雄先生から「職業リハビリテーション」について、先端の理論と技術を学ぶことができます。
松爲 信雄
神奈川県立保健福祉大学・東京通信大学 名誉教授
職業研究所(現 労働政策研究・研究機構)、障害者職業総合センター研究員、東京福祉大学、神奈川県立保健福祉大学、文京学院大学教授、東京通信大学教授を経て現職
一億総活躍国民会議委員、障害者政策委員会委員、労働政策審議会障害者雇用分科会委員、国立特別支援教育総合研究所外部評価委員長、高齢・障害・求職者雇用支援機構外部評価委員長、労働政策研究・研修機構リサーチ・アドバイザー等を歴任
前日本職業リハビリテーション学会会長
専門分野は、職業リハビリテーション
講座の進め方
障害のある人(生活のしづらさを抱えている人)に対する、雇用支援の知識と技術を体系的にご提供!指定したテキスト(単行本)を基に、以下2つをセットにした、効率的かつ効果的な講義を提供しています。
指定したテキスト(単行本)を基にして、毎回の講座は
①「オンデマンド配信」による講義の事前配信
②「ライブ配信」によるゼミ・ディスカッション
をセットにした、効率的かつ効果的な方法で高い知識と技術の習得を目指します。
「オンデマンド配信」による講義の事前配信
・テキスト「職業リハビリテーション学」の目次に剃った講義VTRを配信
・講義は80〜90分ですが 20分×4講座 で構成されているため、休憩をはさんで聴講可能
・配信期間はライブ配信の前日まで2週間
「ライブ配信」によるゼミ・ディスカッション
・Zoomによるオンラインゼミを開催
・ゼミは90分で、オンデマンド配信の内容の確認(30分)とそれを踏まえたディスカッション(60分)を実施
ディスカッションを中心としたゼミ方式
本講座は、一定期間の実務経験を有した方だけを対象にしており、多様な現場を持つ受講者同士でディスカッションを行うことも大きな特徴です。
受講生は体系的に理論を学ぶことで、専門領域が異なる者同士でも共通言語を使って話ができるようになり、スムーズに合意形成ができるようになります。
また、お互いの専門領域について知識を深め、連携して支援する方法を考えることを通して、現場で発揮できる実務対応力を養います。
こんな方におすすめです
- 福祉・企業・医療・教育の現場で、障害者雇用・就業支援に取り組んでいる方
- 松爲信雄先生が一番力を入れている職業リハビリテーションの知識と技術を体系的に学びたい方
- これまで実践してきた支援について、理論と技術を結びつけて深く理解したい方
- 障害のある人の雇用と職場定着に役立つ支援を具体的に思い描けるようになりたい方
- 積極的に障害者雇用・就業支援に取り組んでいる仲間とのネットワークが欲しい方
「職業リハビリテーション学」修了証の発行
全3部8割以上のライブ講義に参加 及び 受講態度