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職業リハビリテーション実践の理論・手法を習得して、障害のある人(生活のしづらさを抱えている人)の雇用支援のプロとして活躍するために、必要な知識を身につけます。

キャリア支援に基づく
職業リハビリテーションカウンセリング―理論と実際―

障害のある人を含む社会的弱者の雇用・就労施策は、医療・教育・保健・福祉・雇用の各分野の一体的で切れ目のない施策を展開するには、医療・福祉・教育・雇用分野の専門職が、雇用・就労支援の活動基盤となる知識と技術の全体的な体系について共通認識することが不可欠です。
本書はそれに応え得る内容として、キャリア支援の視点を軸に「職業リハビリテーション・カウンセリング」の理論的基盤と実践方法の全体像を明らかにし、新たな時代の到来に対応できる知識と技術の体系を習得できるように編集しています。

ジアース教育新社:B5版 304頁 (2,700円 + 税 10%)

目標に合わせて選べる講座

第 I 部「基礎類論とネットワーク編」を必修として、「第Ⅱ部「個別支援編」や「第Ⅲ部 雇用環境調整編」をセットで受講します。
なお、第 I 部「基礎類論とネットワーク編」の修了後は、個別での受講も可能です。

講座の仕組み

基本講座

第Ⅰ部 基礎理論とネットワーク編 
必修 | 全5回

職業リハビリテーション分野における「職業もしくは働くこと」「リハビリテーション」「カウンセリング」「障害の構造」「キャリア」の5つのキーワードを踏まえて、職業リハビリテーションの新たな定義とそれに基づいた支援モデルを学びます。
また、キャリアとカウンセリングに関するさまざまな理論を学びます。
さらに、医療・教育・福祉・雇用の各分野の連携による支援ネットワークと人材育成について学びます。

第1回(第1章):オリエンテーション/働くことの意味
【ポイント】働くことの意味や良い働き方について多面的に理解できます

序 論 オリエンテーション
第1講 働くことに関わる用語
第2講 働くことの意義
第3講 役割の遂行と障害
第4講 多様な働き方

第2回(第2章・3章):職業リハビリテーションに関わる概念/職業リハビリテーションの定義と支援のあり方
【ポイント】働くことの意味や良い働き方について多面的に理解できます

第1講 リハビリテーションとカウンセリング
第2講 障害の構造とキャリア
第3講 定義と支援モデル
第4講 支援の過程と新たな展開

第3回(第4章):キャリアに関する理論
【ポイント】キャリアに関する理論と障害者のキャリア発達や職業適応について理解できます

第1講 基礎的理論
第2講 内的志向性に焦点化した理論
第3講 最近のキャリア理論
第4講 組織内キャリア理論
第5講 障害者のキャリア発達
第6講 職業適応と復職モデル

第4回(第5章):カウンセリングに関する理論
【ポイント】カウンセリングに関する様々な理論について理解できます

第1講 カウンセリングの基礎
第2講 証拠に基づくカウンセリング理論
第3講 集団・コミュニティ対応の理論
第4講 その他のカウンセリング理論

第5回(第18章・19章):支援ネットワーク/専門職人材の育成と倫理
【ポイント】支援ネットワークの構築や社会的支えとともに、その為の人材育成と倫理について理解できます

第1講 ネットワークの意義と条件
第2講 ネットワークの構築と機能不全
第3講 社会的支え
第4講 就業支援の専門職の育成
第5講 専門職の資質と倫理

個別講座

第Ⅱ部 個別支援編 
任意 | 全4回 個別受講可
 

職業リハビリテーションの支援は、①個別の開発や活用を進めるカウンセリング的な支援と、②雇用環境資源の調整や修正、を併行的に進めることが不可欠になります。
ここでは、個別支援の実際について、「アセスメントと支援計画」「個人の特性の理解」「障害の影響の理解」「職業と生活の理解」「自己理解・肯定感・障害開示・家族」「能力開発とキャリア教育」「体系的カウンセリング」について学びます。

第1回(第6章・7章):アセスメントと支援計画/個人特性の理解
【ポイント】個別支援のためのアセスメントと支援計画の作成とともに、個人特性の理解の仕方について理解できます

第1講 アセスメントと情報
第2講 プランニング
第3講 個人特性の階層構造
第4講 個人特性の把握
第5講 自己理解
第6講 最近の職業能力観

第2回(第8章・9章):障害の影響の理解/職業と生活の理解
【ポイント】雇用に影響する障害特性とともに、職業・地域生活について理解できます

第1講 視覚・聴覚障害
第2講 肢体不自由・高次脳機能障害・内部障害・難病
第3講 知的・発達障害
第4講 精神障害・てんかん
第5講 職業・産業の捉え方
第6講 生活の捉え方

第3回(第10章・11章):自己理解・肯定感・障害開示・家族/能力開発とキャリア教育
【ポイント】個別支援のための自己理解・肯定感・障害開示・家族や、能力開発とキャリア教育について理解できます

第1講 自己理解と障害の受容
第2講 自己肯定感・有用感
第3講 障害の開示
第4講 家族の関わり
第5講 能力開発の捉え方
第6講 職業準備性
第7講 キャリア教育

第4回(第12章):体系的カウンセリング
【ポイント】個別理解に向けたカウンセリングの体系的流れについて理解できます

第1講 体系的カウンセリングの基本
第2講 実施の過程
第3講 「方法(方策)の実行」段階の内容

第Ⅲ部 雇用環境調整編 
任意 | 全4回 個別受講可
 

雇用環境調整の実際について、「雇用・福祉施策と連携の強化」「障害者雇用の推進」「人事労務管理と職場定着支援」「職場のメンタルヘルスと復職支援」「組織内キャリア・復職・離転職・引退」について学びます。

第1回(第13章・14章):雇用・福祉施策と連携の強化/障害者雇用の推進
【ポイント】雇用・福祉施策の現状と連携強化に向けた課題とともに、障害者雇用の利点と過程について理解できます

第1講 労働法と主な法規制
第2講 障害者雇用促進法
第3講 障害者総合支援法
第4講 雇用・福祉施策等の連携の強化
第5講 障害者雇用の利点と推進
第6講 障害者雇用の過程
第7講 支援者の働きかけ

第2回(第15章):人事労務管理と職場定着支援
【ポイント】人事労務管理の体系と職場の援助技術とともに、障害者の職場定着や合理的配慮について理解できます

第1講 人事労務管理の体系
第2講 職場における援助技術
第3講 移行と職場定着
第4講 権利擁護と合理的配慮

第3回(第16章):職場のメンタルヘルスと復職支援
【ポイント】職場不適応とメンタルヘルスマネジメント及び復職支援について理解できます

第1講 職場不適応
第2講 メンタルヘルスマネジメント
第3講 復職支援の流れ

第4回(第17章):組織内キャリア・復職・離転職・引退
【ポイント】組織内のキャリア形成や復職・離転職そして引退過程について理解できます

第1講 障害者の組織内キャリア
第2講 復職・離転職とキャリア支援
第3講 働く場面からの引退

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